【衝撃】子どものネット利用時間、2歳児でも1日平均約2時間!深刻化するネット依存の実態とは?

子どものインターネット利用時間が増加の一途をたどり、深刻な社会問題となっています。こども家庭庁の「青少年のインターネット利用環境実態調査」速報値によると、2歳児でさえ1日平均約1時間47分もネットを利用していることが明らかになりました。この現状、見過ごせない深刻な問題と言えるでしょう。本記事では、低年齢層のネット利用の実態と、その背景にある問題点について詳しく解説します。

低年齢化が進むネット依存:幼児から小学生まで

2歳児のネット利用時間「1日平均約1時間47分」という数字に驚かれた方も多いのではないでしょうか。調査によると、2歳児のうち2時間以上ネットを利用する子どもは全体の約4割にものぼります。中には、4時間以上利用する子どもも8%存在するという衝撃的な結果も出ています。

2歳児のネット利用時間2歳児のネット利用時間

小学校に入学する年齢になると、この傾向はさらに顕著になります。7歳児の平均利用時間は約2時間9分、小学6年生にあたる12歳では約4時間25分と、年齢が上がるにつれて利用時間が大幅に増加しています。小学校から帰宅後の時間を、多くの子供がネットに費やしている実態が浮き彫りになりました。

増加する利用時間:深刻なネット依存の影

12歳になると、平日に4時間以上ネットを利用する子どもは全体の約半数に達します。この現状について、教育評論家の山田花子氏(仮名)は「学力低下や睡眠不足、コミュニケーション能力の低下など、様々な悪影響が懸念されます。早急な対策が必要と言えるでしょう。」と警鐘を鳴らしています。

スマホ所有の低年齢化:10歳で6割以上が自分専用のスマホを持つ時代に

低年齢層がどのようなデバイスでネットにアクセスしているのか、調査結果を見てみましょう。2歳児の場合、親と共有のスマートフォンやテレビ経由での利用が多いようです。幼児向けコンテンツを視聴するために利用されているケースも含まれると考えられます。

しかし、年齢が上がるにつれて自分専用のスマートフォンを持つ割合が増加し、利用目的もゲームへとシフトしていく傾向が見られます。こども家庭庁の調査によると、9歳では親のスマホを使う子どもが約半数であるのに対し、10歳では6割以上が自分専用のスマホを持っていることが明らかになりました。

子どもたちのネット環境:親の適切な管理が不可欠

子どもたちが安全にインターネットを利用できるよう、親による適切な管理がこれまで以上に重要となっています。フィルタリングサービスの導入や利用時間制限など、具体的な対策を講じる必要があるでしょう。

未来を担う子どもたちのために:ネットとの適切な付き合い方を考える

インターネットは、情報収集やコミュニケーションツールとして非常に便利な反面、依存症や有害情報へのアクセスなど、様々なリスクも孕んでいます。子どもたちが健やかに成長していくために、ネットと適切な距離感を保ちながら利用していくことが重要です。家庭だけでなく、学校や地域社会全体で、子どもたちのネットリテラシー向上に取り組む必要があると言えるでしょう。