自民党の石破茂元幹事長は17日のフジテレビ番組で、次の党総裁選に関し、国会議員だけでなく党員・党友による投票の必要性を強調した。安倍晋三首相が令和3年9月の党総裁任期満了前に辞めた場合について聞かれ、「緊急事態だからといって党員投票をスキップするのはおかしい。党員の権利を奪う正当な理由があるのか」と述べた。
党則は、緊急時には党所属国会議員による両院議員総会で後任を選ぶことができると規定。石破氏は昨年の前回総裁選で、国会議員票は安倍首相に大差をつけられたが、党員・党友による地方票では約45%を獲得した経緯がある。
次期総裁選対応に関しては「党員や国民に選択肢を示さないと、自民党は国民政党たり得ない」と出馬に意欲を示した。