石橋貴明氏、食道がん公表もハラスメント疑惑で波紋広がる

石橋貴明氏(63)が食道がんを公表し、復帰への強い意志を示した矢先、過去のハラスメント疑惑が浮上し、大きな波紋を呼んでいます。闘病生活への応援ムードが一変、今後の芸能活動にも影を落とす可能性が出てきました。

食道がん公表から一転、ハラスメント疑惑報道へ

4月3日、自身のYouTubeチャンネルで食道がんを公表した石橋氏。相方・木梨憲武氏(63)からのエールも届き、復帰への期待が高まっていました。しかし、そのわずか6日後、『週刊文春』電子版が、フジテレビの第三者委員会調査報告書における「重要な類似事案」の当事者として石橋氏の実名を報道。10年以上前にフジテレビの女性社員に対し、ハラスメント行為を行った疑惑が浮上したのです。

石橋貴明氏のYouTubeチャンネルでの食道がん公表石橋貴明氏のYouTubeチャンネルでの食道がん公表

所属事務所は第三者委員会からのヒアリング打診は認めたものの、ハラスメントの事実関係については「分からない」と回答。真相は未だ不明ですが、この報道を受け、過去の言動にも注目が集まっています。

フジテレビ黄金期を支えた功労者、しかし…

とんねるずは’80年代から’90年代にかけてフジテレビの黄金期を支え、数々の人気番組を生み出しました。しかし、その一方で、『とんねるずのみなさんのおかげです』などでの石橋氏の過激な言動、特に女性タレントへのセクハラまがいの行為は、当時から物議を醸していました。

宮沢りえ氏(51)や松嶋菜々子氏(51)など、多くの女性タレントがコントの“犠牲”になり、不快な思いをしていた可能性も。当時のお笑い界では過激な表現が横行していましたが、時代が変わり、価値観も変化した今、過去の行為が改めて問題視されているのです。

例えば、工藤静香氏(54)は、過去に出演した音楽番組で「宜保タカ子」コントでの経験を振り返り、「すごく嫌だった」と明かしています。

過去の“黒歴史”の数々…BPO審議事案も

フジテレビ以外の番組でも、石橋氏の問題発言はありました。『うたばん』(TBS系)では、ガールズバンド「ZONE」のメンバーに卑猥なニックネームをつけ、BPO(放送倫理・番組向上機構)で審議される事態に。局側は謝罪文を発表するなど、大きな騒動となりました。

過去の番組での石橋氏の言動が問題視されている過去の番組での石橋氏の言動が問題視されている

これらの過去の言動は、今回のハラスメント疑惑と相まって、石橋氏のイメージに大きなダメージを与えています。

家庭では亭主関白?元妻・鈴木保奈美との関係

テレビでは奔放なイメージの石橋氏ですが、家庭では亭主関白だったという話も。’21年に離婚した元妻・鈴木保奈美氏(58)は、女優復帰の際に石橋氏から様々な条件を突きつけられていたと報じられています。深夜帰宅の禁止や共演者との親密な交流の制限など、厳しい束縛があったようです。

広大なマンションに家族で暮らしていながらも、鈴木氏には自室がなく、プライベートな空間を確保できなかったというエピソードも。公私における石橋氏のギャップが浮き彫りになっています。

食道がん闘病、そしてハラスメント疑惑…今後の活動は?

食道がんという大きな病魔と闘う石橋氏。復帰への強い思いを語っていましたが、今回のハラスメント疑惑は、今後の活動に大きな影響を与える可能性があります。 真相究明と誠実な対応が求められるでしょう。