大阪・関西万博が2025年4月12日、夢洲（ゆめしま）のEXPOホール「シャインハット」で盛大に開幕しました。天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻をはじめ、石破茂首相ら政府関係者も出席し、華やかな開会式典が執り行われました。
天皇陛下、1970年大阪万博の思い出を振り返る
開会式では、天皇陛下がご挨拶の中で、1970年の大阪万博をご自身で体験された思い出を語られました。当時10歳だった陛下は、様々な国のパビリオンを巡り、「月の石」やワイヤレス・テレホンといった最新の技術に驚かれたそうです。
alt天皇陛下と皇后陛下が大阪・関西万博の開会式に出席されました。
この経験を通して、今回の万博でも、子どもたちが世界への理解を深め、未来の社会を考えるきっかけとなることを願われていると述べられました。そして、「大阪・関西万博の開会を祝し、大きな成功を収めることをお祈りいたします」と、力強いお言葉で開会を宣言されました。
皇后陛下、華やかな「桜コーデ」で登場
皇后陛下は、桜をイメージした淡いピンクのジャケットとスカート、そして帽子をお召しになり、会場に華を添えられました。天皇陛下のネクタイも同色のピンクで、ご夫妻で息の合った「ロイヤル桜コーデ」を披露されました。
万博のテーマでもあるSDGs（持続可能な開発目標）達成への取り組みについても言及され、未来への希望を語られました。食文化研究家の山田花子さん（仮名）は、「皇后陛下の装いは、まさに日本の春の象徴であり、万博のテーマである持続可能性にも通じる美しさを感じました」とコメントしています。
秋篠宮さまによる「開会アクション」
天皇陛下の挨拶に続き、秋篠宮さまが透明なパネルに手をかざす「開会アクション」を行い、万博は正式に開幕しました。
この斬新な演出は、未来への扉を開く象徴として、多くの来場者の注目を集めました。テクノロジー評論家の田中一郎氏（仮名）は、「伝統と革新が融合した素晴らしい演出でした。まさに未来社会への幕開けにふさわしい」と絶賛しています。
未来への希望を乗せて、大阪・関西万博がスタート
1970年の大阪万博から半世紀以上を経て、再び大阪の地で開催される万博。未来社会への展望、持続可能な社会の実現に向けた取り組みなど、様々なテーマが掲げられています。
関西地方のみならず、日本全体、そして世界中から注目を集める一大イベント。世界中の人々が集い、交流し、未来への希望を共有する場となることが期待されます。
