桑田佳祐、食道がん宣告時の原由子の反応に救われたエピソードを語る

桑田佳祐さんが、2010年に食道がんを宣告された際の、妻・原由子さんの意外な反応について語りました。がん告知という人生の大きな転換期における夫婦の絆、そして原さんの冷静な対応が、桑田さんの心の支えとなった感動的なエピソードをご紹介します。

食道がん発覚…妻・原由子への告白

2010年7月、桑田佳祐さんは食道がんと診断されました。「まさか自分が…」と驚きを隠せなかった桑田さんは、すぐに妻である原由子さんに病状を伝えました。

意外な反応?原由子の冷静な対応

桑田さんががんを告白した時の原さんの反応は、意外なほど冷静なものだったといいます。「あっ、そうなんだ」と、大きな動揺を見せることはなかったそうです。

桑田佳祐と原由子桑田佳祐と原由子

桑田さんは当時を振り返り、「(声のトーンが)嬉しそうじゃないけど…絶対悲しむだろうなと思ったけど、その時“あっそ”と明るかったので救われた」と語っています。悲しみに暮れるのではなく、冷静に事実を受け止める原さんの態度は、大きな不安を抱えていた桑田さんにとって、何よりも心強い支えとなったのです。

薬のプロフェッショナル?献身的なサポート

がん宣告後、原さんは薬に関する知識を深め、桑田さんの闘病を献身的に支えました。難しい薬の用語や服用タイミング、ジェネリック医薬品への切り替えなど、あらゆる情報を積極的に学び、桑田さんの治療をサポートしたそうです。

桑田さんは、「彼女はお薬のこととかやたら詳しくなりまして。難しい用語とか、飲むタイミングとか、ジェネリックになった時もねそっちの方の名前を覚えたり。ありがたいことに、僕は目の前に薬が並べられるのをただ流し込むだけ」と、感謝の思いを語っています。

紅白歌合戦での復活劇

食道がんを公表した桑田さんは、手術を受け一時活動を休止していましたが、その年の大晦日にはNHK紅白歌合戦にスペシャルゲストとして出演し、見事復活を果たしました。

紅白歌合戦での桑田佳祐紅白歌合戦での桑田佳祐

夫婦の絆と冷静な対応が生んだ奇跡

桑田佳祐さんの闘病生活は、原由子さんの支えなくしては語れません。冷静な判断力と献身的なサポート、そして何よりも揺るぎない夫婦の絆が、桑田さんの復活を後押ししたと言えるでしょう。このエピソードは、多くの人々に勇気を与えるとともに、夫婦の絆の大切さを改めて認識させてくれる感動的な物語です。