合成麻薬MDMAの所持容疑で女優の沢尻エリカ容疑者(33)が逮捕された事件で、警視庁組織犯罪対策5課が「沢尻容疑者はクラブのイベントで違法薬物を入手している」などの情報提供を受け、内偵捜査していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、情報提供があったのは約1カ月前で、MDMAとは別の違法薬物に関する内容だったという。組対5課は捜査を進め、16日朝、家宅捜索に着手。沢尻容疑者の自宅の棚に置かれていたアクセサリーケースからMDMAを発見した。以前から保管していたとみられる。
沢尻容疑者はMDMAの所持を認めているほか、「長年にわたって違法薬物を使っていた。MDMAも以前から使用していた」との趣旨の供述をしており、組対5課が尿の鑑定などを進めている。