民事再生法違反容疑で逮捕 アパレル会社、残高改ざん

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 アパレルメーカー「アートヴィレッヂ」(東京)の民事再生手続きに関し、同社の預金残高を実際よりも多く見せる改ざんなど不正をしたとして、警視庁捜査2課は18日までに、民事再生法違反容疑で東京都目黒区南、会社役員、栗原博幸容疑者(57)ら男4人を逮捕した。

 捜査2課などによると、アート社は経営悪化のため平成27年4月、東京地裁に民事再生法の適用を申請。小売業を継承する事業譲渡会社が設立された。

 栗原容疑者らは、代理人弁護士に届けず、アート社と譲渡会社の間で資金を還流させていた。計約2億円が外部に流出したという。同課は民事再生法違反の詐欺再生の疑いもあるとみて調べる。逮捕容疑は28年12月から29年12月にかけ、弁護士に無断でアート社の通帳の写しを改ざんし、実際より預金残高を多く見せかけるなどしたとしている。

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