子育て中のママなら一度は耳にしたことがある「マムチュン」という言葉。公共の場で子どもを優先しすぎるあまり、周囲に迷惑をかける母親を指す言葉ですが、その定義は曖昧で、しばしば論争の的になります。今回ご紹介するのは、まさにこの「マムチュン」をめぐるある夫婦のリアルなエピソードです。
1歳5ヶ月の娘と外食、夫から「マムチュン」呼ばわりされた母親の主張
1歳5ヶ月の娘を育てるある母親が、オンラインのママ友コミュニティで自身の体験談を共有し、大きな反響を呼んでいます。彼女は自称「徹底的なアンチ・マムチュン」。飲食店でオムツ替えや離乳食の温めを頼んだことは一度もなく、常に周囲への配慮を心がけていると自負しています。
1歳5ヶ月の娘と外食する母親
しかし、今回問題となったのは家族での外食中。彼女は子どもに食事を食べさせるとき、食べこぼしをその都度拭くのではなく、食事が終わってからまとめてきれいに拭き取る主義だといいます。「途中で拭いてもまた汚れるから」というのが彼女の言い分です。
ところが、夫は「途中でテーブルを拭きながら食べさせろ。店の人が嫌がる」と苦言を呈しました。彼女は「一人で子どもに食べさせながら自分も食べているのに、途中で片づけるのは無理」と反論しましたが、夫は「君は店のことを考えていない。従業員はみんな嫌がっているはずだ。マムチュンだ」と非難しました。
夫婦の意見対立、どちらに共感する?
夫の指摘に、彼女は「マムチュンと言われないよう努力しているのに、食事の時間ぐらい自由に子どもに食べさせて、後で片づけるのがそんなに悪いの?それが簡単ならあなたがやって」と反論。最終的に夫は口をつぐんだといいます。
彼女は「いつも次の客がすぐ座れるように完璧に片づけている。除菌ウェットティッシュで隅々まで拭いて帰る。こんなことでマムチュン呼ばわりされるのは理不尽」と憤っています。
子連れ外食のマナー、専門家の見解は?
育児アドバイザーの山田花子氏(仮名)は、「子連れ外食は、親にとっても子どもにとっても、そして周りの人にとっても快適な時間であるべきです。お互いに思いやりを持つことが大切です」と述べています。食べこぼしについては、「子どもの年齢や状況に応じて柔軟に対応することが重要です。小さな子どもであれば、ある程度の食べこぼしは仕方がない面もあります。しかし、あまりにもひどい場合は、その都度軽く拭き取るなど、周囲への配慮を示すことが大切でしょう」とアドバイスしています。
この夫婦のケースでは、母親は最終的にテーブルをきれいに拭いているため、マムチュンと呼ぶのは少し厳しいかもしれません。しかし、夫の「周りの目が気になる」という気持ちも理解できます。
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