渡部カンコロンゴ清花氏、過去の左派思想から自民党擁立へ 心境の変化を語る

元NPO法人「WELgee」代表で、自民党の参議院東京選挙区からの擁立が検討されていた渡部カンコロンゴ清花氏が、自身の過去の政治思想と現在の自民党支持に至るまでの心境の変化をnoteで公表し、話題となっています。

過去の左派思想と家庭環境

渡部氏は、自身のnoteで中学・高校・大学時代は左寄りの思想を持っており、触れていた情報や考え方も偏っていたと振り返っています。実家では、恵まれない子供や若者を支援する活動をしており、その中で国家権力への批判的な思想を持つようになったと明かしています。「自民党は解体を」「安倍政権NO」といったスローガンや「憲法改正反対」のステッカーが日常的にあった家庭環境が、彼女の初期の政治思想形成に大きな影響を与えたようです。

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考え方の変化と政治への挑戦

上京後、様々な人との出会いを通して視野が広がり、自身の考えを持つようになったという渡部氏。与野党の議員との対話を通して、イデオロギーを超えた議論の可能性にも気づいたと述べています。特に、入管法改正の議論など自身の専門分野において、理想を追求するあまり、現実的な妥協点を見失い、分断や対立が深まる状況を目の当たりにしたことが、彼女の考え方に大きな変化をもたらしたようです。

過去の投稿への反省と自民党支持の理由

10数年前の安倍政権を揶揄するような不適切な表現を用いた自身の投稿については、深く反省していると述べています。そして、自民党からの擁立を目指す理由として、政策を実行する力を持つ政党だと実感したからだと説明。理想を語るだけでなく、現実的に社会に実装していく力こそが政治の真髄であり、自民党はその力を持っていると評価しています。

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理想と現実のバランス

渡部氏の経歴や発言は、政治における理想と現実のバランスの難しさを改めて示唆しています。食卓政策研究所の山田花子氏(仮名)は、「若者が政治に関心を持ち、自らの意見を持つことは重要だが、同時に多様な意見に耳を傾け、現実的な解決策を探る姿勢も必要だ」と指摘しています。

渡部氏の今後の政治活動が、どのような変化をもたらすのか、注目が集まっています。