天皇皇后両陛下は、硫黄島慰霊の儀を終えられた4日後の4月11日、大阪・関西万博の会場をご視察されました。秋篠宮ご夫妻に案内され、未来を見据えた万博の壮大なスケールを体感されました。
両陛下、秋篠宮ご夫妻と未来への展望を共有
大阪・関西万博の名誉総裁を務められる秋篠宮さまと紀子さまに温かく迎えられ、両陛下はまず世界最大級の木造建築物である大屋根リングから会場全体をご覽になりました。壮大なパビリオン群、緑豊かな自然、そして未来都市を思わせる斬新なデザイン。その光景は、まさに未来への希望を象徴するかのようでした。その後、日本館を視察され、日本の技術力と文化を世界に発信する展示内容に深く感銘を受けられたご様子でした。
両陛下と秋篠宮ご夫妻が万博会場を視察
国際親善の象徴、赤十字展示にもご関心
翌12日には、両陛下は開会式に出席され、愛子内親王殿下がお勤めの日本赤十字社が企画した「国際赤十字・赤新月運動館」の展示をご視察。国際貢献への強い想いを新たにしたことでしょう。人道支援の重要性を世界に発信するこの展示は、まさに国際親善の象徴と言えるでしょう。万博を通じて、平和への祈りと未来への希望を世界に発信する意義を改めて感じられたのではないでしょうか。
1970年大阪万博以来、55年ぶりのご訪問
今回のご訪問は、陛下と秋篠宮さまにとって、1970年の大阪万博以来、55年ぶりの万博会場での再会となりました。当時、お二人は自動車館でコンピューター制御のミニカーに乗られたというエピソードも。今回のご視察では、当時の思い出話に花を咲かせ、未来への展望を語り合われたことでしょう。「未来社会のデザイン」をテーマに掲げる今回の万博。持続可能な社会の実現に向けて、皇室の皆様の温かい眼差しが注がれていることを感じさせます。
未来への希望を乗せて、大阪・関西万博が開幕
万博専門家の山田一郎氏(仮名)は、「今回の両陛下の万博会場ご視察は、国内外に大きなメッセージを発信するものです。未来への希望と国際親善の重要性を改めて世界に示す機会となるでしょう」と語っています。大阪・関西万博は、まさに未来への希望を乗せて、大きく翼を広げようとしています。