Jason Lange
[ワシントン 21日 ロイター] – 最新のロイター/イプソス調査によると、トランプ米大統領の支持率が約42%とホワイトハウスに復帰して以来最低となった。米国民はトランプ氏の権力拡大への取り組みを警戒しているようだ。
調査は21日まで6日間にわたって実施された。
3週間前の調査では43%、1月20日の就任直後は47%だった。
今回の調査では回答者4306人のうち約83%が、たとえ望まなくても、トランプ氏は連邦裁判所の判決に従わなければならないと答えた。トランプ政権当局者らはベネズエラのギャング構成員とされる人々の強制送還中止命令に従わなかったとして、法廷侮辱罪で訴追される可能性がある。
調査ではまた、共和党員の3分の1を含む57%が、「大統領が大学の運営方法に同意しない場合、大学への資金援助を凍結することは問題ない」という意見に反対した。
国立博物館や劇場といった重要文化施設についても66%の回答者が「大統領が管理すべきではない」と答えた。
インフレや移民、税制、法の支配といったさまざまな問題の全てで、トランプ氏の対応への不支持が支持を上回った。
米国が世界の舞台で信用を失っているという回答は、共和党員の3分の1を含めて約59%に上った。
また、共和党員の53%を含む74%の回答者が、トランプ氏は3期目を目指すべきではないと答えた。
調査の誤差は約2%ポイント。