深セン北駅で高速鉄道の発車を足止めした女性の動画が拡散し、中国のSNSで大きな批判を浴びています。一体何が起きたのでしょうか?
身勝手な行動で列車を遅延させた女性
2023年4月18日午後1時頃、深セン北駅の高速鉄道ホームで信じられない光景が繰り広げられました。発車ベルが鳴り響き、ドアが閉まり始めようとしたその時、一人の女性が足を差し込み、ドアを無理やりこじ開けたのです。
高速鉄道のドアに足を挟む女性
乗務員が車内に押し込もうとするも、女性は抵抗。なんとドアから身を乗り出し、ホームにいる誰かに向かって手招きを始めました。「早く!」と叫んでいたという証言もあります。
ドアから身を乗り出し手招きする女性
別の乗務員も加勢し、女性を車内へ引き込もうとしますが、女性は頑として抵抗を続けます。列車の発車が遅れていることなどお構いなしといった様子です。
そして数分後、大きなスーツケースを持った3人が駆け足でホームに現れ、列車に乗り込んでいきました。なんと、この女性は同行者がまだ到着していないという理由で、高速鉄道の発車を妨害していたのです。
SNSで批判殺到、そして行政拘留へ
この身勝手すぎる行動は瞬く間にSNSで拡散され、「恥知らず」「自己中心的すぎる」「乗務員は彼女を蹴り飛ばすべきだった」「重い罰を与えるべき」など、批判が殺到しました。 鉄道評論家の山田一郎氏(仮名)も「公共交通機関の運行を妨げる行為は、他の乗客に多大な迷惑をかけるだけでなく、安全運行にも支障をきたす可能性がある重大な問題です」と厳しく指摘しています。
尋問を受ける女性
その後、この女性は43歳であることが判明。中国当局は「交通機関の正常な運行を妨げる違法行為」として、彼女に行政拘留処分を科しました。当局のホームページには、尋問を受ける女性の写真も公開されています。
自分勝手な行動は許されない
今回の事件は、公共の場におけるマナーの重要性を改めて問うものです。 少しの遅れで同行者を待てず、多くの人々に迷惑をかける行為は決して許されるべきではありません。 一人ひとりが責任ある行動を心がけることが、円滑な社会生活を送る上で不可欠です。