香港発徳島行きフライト減便の舞台裏:風水予言の影響か?

徳島阿波おどり空港と香港を結ぶグレーターベイ航空の定期便が、週3便から週2便へと減便されることになりました。就航からわずか半年での減便、一体何が背景にあるのでしょうか?この記事では、減便の理由や今後の展望、そして徳島県の観光への影響について詳しく解説します。

風水予言が旅行需要に影を落とす?

減便の主な原因として挙げられているのが、香港で広まっている「今夏、日本で大地震・大津波が起こる」という風水師の予言です。この予言が口コミで広がり、日本への旅行を控える動きが出ているとされています。 グレーターベイ航空は、「損益分岐点を下回るフライトが続出した」ことを減便の理由として公式に発表しており、風水予言の影響は無視できないと考えられています。

徳島阿波おどり空港の滑走路徳島阿波おどり空港の滑走路

就航当初からの課題と現状

徳島―香港路線は、徳島県の誘致によって昨年11月に就航しました。しかし、就航直後から機材納入の遅れなどで一部便が欠航するなど、順風満帆なスタートとは言えませんでした。就航から3月までの搭乗率は55%と低迷しており、今回の減便は経営の効率化を図るための苦渋の決断と言えるでしょう。

今後の運航計画と徳島県の対応

5月12日以降、運航は水曜と土曜の週2便となります。この変更は10月25日まで続く予定です。後藤田知事は、週2便でも十分であり、航空会社の経営状況を考慮することが重要だと述べています。

韓国便は好調、明暗分かれる国際線

一方、徳島―ソウル線を運航するイースター航空は好調を維持しています。3月までの搭乗率は83%と高く、旧正月や花見シーズンなどの需要に支えられ、堅調に推移しているとのこと。徳島県の観光誘客課も、韓国便の好調さを評価しています。

徳島県観光への影響は?

香港便の減便は、徳島県への観光客誘致に一定の影響を与える可能性があります。しかし、県は他の国際線や国内線の誘致、そして観光コンテンツの充実を図ることで、観光振興に力を入れていく方針です。

徳島県の観光名所徳島県の観光名所

まとめ:更なる誘致活動と観光資源の活用に期待

風水予言の影響を受け、徳島―香港路線は減便という厳しい現実を迎えています。しかし、徳島県は韓国路線の好調を追い風に、更なる誘致活動や豊富な観光資源の活用を通して、観光振興に邁進していくことが期待されます。