歌舞伎町の夜、大久保公園周辺は今もなお「立ちんぼ」の姿が見られます。昨年末の警察の取り締まり後も、たくましく客待ちをする彼女たちの姿は変わりません。しかし、その変わらない風景の中に、ある変化が起きているのです。それは、客引きをする女性ではなく、客層の多国籍化です。
多国籍化する客層:スマホ片手に交渉する外国人男性たち
以前は日本人男性が中心だった客層ですが、近年、インド人や欧米人をはじめとする外国人男性の姿が目立つようになりました。彼らはスマホの翻訳機能を駆使し、女性と交渉する姿が見られます。ルポライターの國友公司氏(32)は、「ここ数ヶ月で外国人客が急増している。冷やかしも多いが、交渉成立後、ホテルへ向かうケースも珍しくない」と指摘します。
alt: スマートフォンを使って立ちんぼと交渉する外国人男性
「tachinbo」の世界拡散:SNSで広がる日本の負の側面
外国人客増加の背景には、SNSの影響が考えられます。インド人とみられるインフルエンサーが「立ちんぼ」の動画をX(旧Twitter)に投稿したり、「tachinbo」とローマ字表記した動画がYouTubeにアップされたりすることで、世界中に拡散しているのです。実際に「tachinbo」で検索すると、多数の関連動画がヒットします。
歌舞伎町の現状と課題:専門家の見解
風俗文化研究家の山田花子氏(仮名)は、「『tachinbo』の世界的な拡散は、日本の性風俗に対する歪んだイメージを助長する恐れがある。関係機関による対策が必要だ」と警鐘を鳴らします。外国人観光客が増加する中で、歌舞伎町の現状は日本のイメージに大きな影響を与える可能性があります。
alt: 歌舞伎町のネオン街と人々
まとめ:国際化する歌舞伎町と「tachinbo」問題
歌舞伎町の「立ちんぼ」は、外国人客の増加により国際化が進んでいます。SNSでの拡散も相まって、「tachinbo」という言葉が世界に広まっている現状は、日本のイメージダウンにつながる可能性があります。関係機関による対策強化が求められるとともに、私たち一人ひとりがこの問題について真剣に考える必要があるのではないでしょうか。