中山美穂さん、永遠のアイドルに最後の別れ:小泉今日子さんの弔辞と工藤静香さんの想い

中山美穂さんのお別れの会が4月22日、東京国際フォーラムで執り行われました。約800人の芸能関係者と1万人のファンが、永遠のアイドルに最後の別れを告げました。会場には、5000本もの花で彩られた祭壇が設けられ、3月に誕生日を迎えるはずだった美穂さんのために、55本のダリアが供えられました。妹の中山忍さんが喪主を務め、小泉今日子さんが弔辞を読み上げました。

小泉今日子さん、涙の弔辞で故人を偲ぶ

小泉さんの弔辞は、美穂さんとの出会いから現在までの思い出を振り返るものでした。特に印象的だったのは、「天国で出会った方たちのために、美穂の取り扱い注意を、箇条書きで記します」と涙ながらに読み上げた5つの“トリセツ”。参列者の涙を誘う、心温まる弔辞でした。

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工藤静香さん、静かなる哀悼

多くの参列者が故人を偲ぶ中、世間では、姿を見せなかった工藤静香さんに注目が集まりました。「アイドル四天王」として共に時代を築いた盟友の死に、工藤さんはどのような想いを抱いているのでしょうか。

1985年に「おニャン子クラブ」でデビューした工藤さんと、同年に歌手デビューした中山さんは同期であり、親友でもありました。ドライブに出かけるなど、プライベートでも仲が良かったことは、中山さん自身も公言していました。

会場には、紅白歌合戦などで着用した衣装や、デビュー当時からの写真パネルが展示されていましたが、その中には、中山さんと工藤さんのツーショット写真もありました。

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親友の死、受け入れ難い現実

芸能ジャーナリストによると、中山さんの訃報後、工藤さんはスポーツ紙1社だけに追悼コメントを発表。「余りにも突然の訃報に、愕然としております。皆さまと同じ様に、まだ信じられない気持ちです」と、その悲しみを綴っていました。

さらに、ファンクラブ会員には「ごめん、ショックが強い。。。悲報についてのインスタのコメントは控えてほしい」と異例のお願いをしていたそうです。

会場に足を運ぶことができなかったのは、親友の死を受け入れることが難しいほど、大きなショックを受けていたからかもしれません。

お別れ会で写真を展示することは許可しても、自分の目で見に行くことは困難だったのでしょう。工藤さんは、静かに追悼する道を選んだのかもしれません。

「盟友」だった二人の絆は、これからもきっと、工藤さんの心に生き続けることでしょう。