保守系YouTuberとして韓国で絶大な人気を誇るコ・ソングク氏が、4月22日の生放送中に突然意識を失い倒れるという衝撃的な出来事が発生しました。今回は、この事件の経緯とコ・ソングク氏の活動、そして今後の影響について詳しく解説していきます。
生放送中の突然の異変
124万人もの登録者数を誇るYouTubeチャンネル「コ・ソングクTV」で、コ・ソングク氏は4月22日午前9時から与党「国民の力」大統領選候補の党内選挙に関する生配信を行っていました。議論が白熱する中、突然コ・ソングク氏の言葉が遅くなり、「私、今ちょっと急に……」と呟いた直後、顔を歪めて意識を失い、机に倒れ込んでしまいました。
コ・ソングク氏が倒れた瞬間の配信画面
共演者のチャン・イェチャン氏は驚き、すぐにカメラを止めるよう指示し、コ・ソングク氏のもとへ駆け寄りました。この一部始終はYouTubeを通じて生中継され、視聴者に大きな衝撃を与えました。
コ・ソングク氏とは?波乱万丈の人生と保守への転向
1958年生まれのコ・ソングク氏は、韓国外国語大学の講師を務めていた経歴を持ちます。しかし、国家保安法違反の容疑で投獄され、1988年に赦免されるという波乱万丈の人生を送ってきました。
当初は進歩系の政治評論家として活動していましたが、2012年以降は保守路線へと転向。現在では「親ユン・ソンニョル」の立場を取る強硬な保守系YouTuberとして知られ、その歯に衣着せぬ発言で多くの支持を集めています。 韓国の著名な政治評論家、キム・ジフン氏の見解では、「コ・ソングク氏は、既存メディアとは異なる切り口で政治問題を解説し、若者を中心に支持を集めていた。彼の発信力は、韓国の政治状況にも少なからず影響を与えていたと言えるだろう。」と述べています。
今後の活動と影響は?
コ・ソングク氏は近隣の病院に緊急搬送され、現在は意識を取り戻し、精密検査を受けているとのこと。「コ・ソングクTV」側は、過度な心配は無用としつつも、安静と休息のため、連絡は控えるよう呼びかけています。
今回の事件は、韓国の保守系YouTube界に大きな衝撃を与えました。コ・ソングク氏の今後の活動はもちろん、他の保守系YouTuberへの影響も懸念されています。 韓国のインターネットメディア専門家、パク・ミンソク氏は、「今回の件で、オンラインコンテンツ制作における健康管理の重要性が改めて認識されるだろう。また、コ・ソングク氏の不在は、保守系YouTube界のパワーバランスにも影響を与える可能性がある。」と指摘しています。
まとめ
コ・ソングク氏の突然の倒壊は、多くのファンや関係者に衝撃を与えました。一日も早い回復を祈りつつ、今後の動向に注目が集まっています。