東京への移住は、若い世代だけのものではありません。地方からお子さんのいる東京へ移住するシニア世代が増えている中、50代半ばで山形から東京へ移住を決断した室星流美子さん(73歳)のストーリーをご紹介します。わずか1ヶ月で移住を実現した彼女の行動力、そして東京での生活、介護士としての活躍ぶりは必見です。
東京移住のきっかけ
室星さんは山形県生まれ。高校卒業後に東京の短大へ進学し、卒業後は地元に戻って外食産業などで働いていました。その後、転勤で山形に来たご主人と結婚、酒田市に一戸建てを構えました。しかし、ご主人の会社の工場閉鎖により、ご主人は定年まで単身赴任することに。室星さんは20年間、女手一つで子育てをしながら働き、介護の資格を取得。1996年から介護の仕事を始め、現在に至るまで29年間、介護の現場で活躍されています。
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スピード移住の決断
54歳だった2006年6月、室星さんは東京への移住を決意。驚くことに、決断からわずか1ヶ月後の7月には、移住を実現しました。一体何が彼女を突き動かしたのでしょうか?その背景には、ご家族の状況の変化がありました。
東京での生活と仕事
現在、室星さんは西東京市でご主人と二人暮らし。長女は徒歩5分ほどの距離に住み、次女も都内で暮らしています。家族との距離が近くなったことで、より充実した生活を送っているようです。
室星さんは職業訓練校で介護職の講師を務める傍ら、派遣やタイミーなどを活用して、空いた時間に介護現場でも働いています。「いくつになっても現役でいたい」という彼女の情熱は、周りの人々にも刺激を与えています。
介護の専門家である山田先生(仮名)は、「高齢化社会が進む中で、室星さんのように経験豊富な介護士の存在は非常に貴重です。彼女の熱意とスキルは、若い世代の育成にも大きく貢献しているでしょう」と述べています。
移住後の心境とこれから
東京での生活は19年目。移住当初の不安や戸惑いはどのように変化したのでしょうか?そして、今後の展望は?(後編に続く)
まとめ
50代からの東京移住、そして介護士として現役で活躍する室星さんのストーリーは、多くの人に勇気を与えてくれるでしょう。年齢に関係なく、新しいことに挑戦する彼女の姿勢は、私たちにとって大きな inspiration となります。後編では、移住後の心境の変化や今後の展望について詳しくお伝えします。ぜひ、お楽しみに!