ローマ教皇フランシスコの葬儀に参列したドナルド・トランプ前大統領の服装が、波紋を広げています。黒の礼服がドレスコードとされていた中、トランプ氏は紺のスーツで参列し、その場にそぐわない服装として批判の声が上がっています。jp24h.comでは、この騒動の背景や詳細、そしてSNS上の反応などを詳しくお伝えします。
葬儀での服装、なぜ問題に?
2025年4月21日に死去したローマ教皇フランシスコの葬儀が4月26日に行われ、ドナルド・トランプ前大統領も参列しました。しかし、多くの参列者が黒の礼服を着用する中、トランプ氏は紺のスーツとネクタイ姿で登場。この服装が「葬儀にふさわしくない」と物議をかもしているのです。
ローマ教皇の葬儀に参列するトランプ前大統領(2025年4月25日撮影)
各国の要人と比較した服装の違い
葬儀には各国の要人が参列し、黒の礼服で正装していました。最前列に座っていたトランプ氏の紺のスーツは、周囲の黒の中にあってひときわ目立ち、場違いな印象を与えてしまったようです。写真全体を見ると、紺のスーツを着た参列者もわずかながら見受けられますが、トランプ氏の服装は色のコントラストが強く、より強調されてしまったと言えるでしょう。
SNSでの批判的な声
このトランプ氏の服装に対し、SNS上では「みっともない」「注目を集めたいだけ」「黒の礼服は持っていなかったのか」といった批判的なコメントが多数寄せられています。 葬儀における服装の重要性やTPOを改めて考えさせられる出来事となりました。日本の葬儀マナーに詳しいA子氏(仮名)は、「日本では一般的に黒の礼服が葬儀の正装とされています。海外でも同様の慣習がある国は多く、参列者の服装は故人への敬意を表す重要な要素です」と指摘しています。
過去の葬儀での服装と比較
ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ氏は黒の礼服を所有しており、2023年1月のジミー・カーター元大統領の葬儀では黒の礼服を着用していたとのこと。今回の服装の選択は意図的なものだったのではないか、との見方も出ています。権力や自己演出にこだわるトランプ氏にとって、今回の服装は偶然ではなく、計算されたものだった可能性もあるでしょう。
他の要人の服装は?
他の要人の服装にも注目が集まっています。アメリカのバイデン前大統領は青のネクタイ、イギリス王室のウィリアム皇太子は紺のスーツ、ウクライナのゼレンスキー大統領は黒の服でしたがネクタイはしていませんでした。これらの服装についても、SNS上では様々な意見が飛び交っています。服装規定に関する専門家であるB男氏(仮名)は、「国際的な場での服装は、その国の文化や慣習、そして個人の立場などを考慮する必要があります。一概に何が正しいとは言えない複雑な問題です」と述べています。
まとめ:葬儀における服装の重要性
今回の騒動は、公式な場、特に葬儀における服装の重要性を改めて浮き彫りにしました。TPOに合わせた服装を選ぶことは、故人や遺族への敬意を表すだけでなく、自分自身の品格を示す上でも大切なことです。