遺族「生きて帰りたいと」下水道管内の“運転席”で…道路陥没現場から遺体搬出


【画像】遺族「生きて帰りたいと」下水道管内の“運転席”で…道路陥没現場から遺体搬出

遺体の見つかった運転席部分は、大きくゆがんでいたそうです。

遺体は、司法解剖が終わったら家族の元に帰ります。

運転手の遺族
「事故から3カ月以上が経ち、ようやく父が救出されました。道路陥没事故に巻き込まれるなんて、想像すらしていない出来事でした。落下した車内に取り残された父は、心の強い人だったので、恐怖や苦痛と戦って、力尽きるまで生きて帰りたいと思っていたはずです。それを想うと体が震え、胸が締め付けられる想いです。体が大きく、何かと頼れる父でした。少し頑固なところもありましたが、いつも笑顔で、とても優しく温厚な性格の父。私たちにとって、かけがえのない存在でした。孫が生まれ愛情を注ぎ、ひ孫が生まれ更に沢山の愛情を注ぎ、これからの成長をとても楽しみにしていました。みんなが大好きな父が突如として居なくなってしまった事実を、未だに信じることも、受け止める事も出来ません。まだまだ時間が必要です。今は父の為に、私たちが出来る事を精一杯やり、前に進んで行かなければならないと思っています」

運転手の勤務先代表
「被害者のトラックドライバーは、仕事に真面目で、とても温厚な方でした。おっちょこちょいな部分もありましたが、それも含め憎めない素直なお人柄であり、運転はその性格のまま、とても優しい運転をされていました。もう2度と同じ思いはしたくありません。関係各署の、皆様には、本件事故の原因の特定・改善にご尽力いただき、2度と同じ事が起こらないように、世の中の人が公道を安心して走行できるようにしていただきたいと思います」

大野知事は2日、遺族に、直接、会って、謝罪したということです。

また、消防は、当初の救助方法について検証する場を設けることを明らかにしました。

現場近くの住人
「本当に気の毒だと思っていた。40分ぐらいの差で、主人が事故当時に、そこを通過した。10メートルも下に、大きな配管が通っているなんて知らなかった」

現場近くの住人
「もっと早く救出する方法はなかったのかな。行政としては、もう少し前向きに対処して、ここまで被害が大きくなる前に、何か対応ができなかったか」

テレビ朝日



Source link