佳子さま、ブラジル公式訪問へ!日伯外交130周年を祝う旅

佳子内親王殿下が、6月上旬にブラジルを公式訪問される予定です。日本とブラジルの外交関係樹立130周年という記念すべき年に、ブラジル政府からの招待を受け、約2週間の日程で首都ブラジリアをはじめとする複数の都市を訪問される予定です。この記事では、佳子さまのブラジル訪問の背景や意義、そして両国の深い絆について探っていきます。

佳子さまとブラジルの深い繋がり

皇室とブラジルには、長年にわたり深い繋がりがあります。1982年、天皇陛下にとって初めての海外公式訪問国はブラジルでした。当時、フィゲイレード大統領をはじめとするブラジル国民の温かい歓迎を受け、国土の広大さ、多様性、そして人々の明るさに感銘を受けられたそうです。 2008年の日本人ブラジル移住100周年には、再びブラジルを訪問され、初期の日本人移住者の苦労と努力、そして日系人の方々がブラジル社会の発展に貢献してきた歴史に触れられました。

佳子さま、ビリー・ジーン・キング・カップ観戦(2025年4月13日)佳子さま、ビリー・ジーン・キング・カップ観戦(2025年4月13日)

宮中晩餐会での佳子さまと愛子さま

3月25日、国賓として来日したブラジルのルラ大統領夫妻を歓迎する宮中晩餐会が皇居・宮殿にて開催されました。約6年ぶりとなるこの晩餐会には、佳子さま、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方、そして三浦知良さんやマルシアさんなど、ブラジルにゆかりのある著名人が出席しました。

水色のセットアップにパールをあしらったネックレスとブローチを着用した佳子さま、そして淡いピンク色のドレスをまとった愛子さま。お二人の華やかな姿は、“アイカコ”ペアとして注目を集め、多くのメディアで報道されました。

天皇陛下と秋篠宮さまのブラジル訪問

天皇陛下は1982年のブラジル訪問後、1983年から1985年にかけてイギリス・オックスフォード大学へ留学されました。留学前の記者会見では、「新しい青春の1ページとなるよう有意義に送りたい」と抱負を語られています。

そして1988年には、秋篠宮さまが日本人ブラジル移住80周年の節目にブラジルを訪問されました。秋篠宮さまにとっても初めての外国公式訪問であり、ブラジルの発展と日系社会への関心を表明されました。 「発展しつつあるブラジルを目の当たりにし、日系社会の皆さんとじかに接することができることを意義深く思います」と述べられています。

佳子さまのブラジル訪問への期待

佳子さまのブラジル訪問は、両国の友好関係をさらに深める重要な機会となるでしょう。 ブラジルと日本の外交関係樹立130周年という節目に、佳子さまがどのような交流を深められるのか、期待が高まります。 ルラ大統領は今回の訪日を「これまでで最も重要なものだった」と述べ、天皇陛下との会談に深い感銘を受けたことを明かしています。 佳子さまの訪問もまた、両国の未来を築くための大切な一歩となることでしょう。