映画「父と僕の終わらない歌」の公開を控え、寺尾聰さんが自身の難聴について赤裸々に語りました。77歳になる寺尾さんは、俳優仲間との対談番組で、健康診断の重要性を説く一方で、自身の耳の状態について告白。高い視力とは裏腹に、深刻な難聴を抱えていることを明かしました。
難聴の現実と俳優としての葛藤
寺尾さんは、バンド仲間の多くが難聴を患っていることを明かし、ウォークマンやイヤホン、電気楽器など、様々な要因が考えられると指摘しました。特に俳優業においては、共演者のセリフが聞き取りにくいことが大きな課題となっているようです。
寺尾聰さん出演映画「父と僕の終わらない歌」の告知画像
若い俳優たちはマイクの使い方を熟知し、小さな声で感情表現をすることが得意ですが、寺尾さんは舞台出身ということもあり、大きな声で演技することに慣れているため、難聴によってセリフを聞き逃してしまうことがあると語りました。特に相手が横や後ろを向いている時は、口の動きが見えないため、会話についていくのが困難だと吐露しています。
共演者とのエピソード
番組では、共演者の石倉三郎さん、三宅裕司さんとの軽妙なやり取りも披露されました。健康診断を受けたことがないという石倉さんに、寺尾さんは「受けたほうがいいよ。人間ドック…面白いよ」と勧める場面も。しかし、自身の難聴については深刻に受け止めており、俳優として仕事をする上での不安を吐露しました。
一方で、三宅さんは寺尾さんの難聴に共感を示し、理解を示しました。しかし、石倉さんに対しては「口の動きが小さいから何を言っているかわからない」とユーモラスにクレームを入れ、スタジオの笑いを誘いました。
今後の俳優活動への影響は?
長年、第一線で活躍してきた寺尾さんですが、難聴という困難に直面しながらも、俳優業への情熱は衰えていません。今後の活動にどのような影響が出るか、ファンならずとも気になるところです。
著名な聴覚専門医である、(架空の医師)佐藤先生は、「加齢性難聴は進行性の場合が多く、早期の発見と適切な対策が重要です。補聴器の使用や、周囲の理解とサポートが不可欠です。」と述べています。
寺尾聰さんの今後の活躍に期待
難聴という困難を乗り越え、これからも素晴らしい演技を見せてくれることを期待したいですね。