トランプ前大統領がローマ教皇に扮した合成画像がネット上で拡散し、物議を醸しています。世界中のカトリック教徒から批判が殺到する中、トランプ氏は自身の関与を否定し、AI作成の可能性を示唆するなど火消しに躍起になっていますが、その釈明はかえって炎上を招いているようです。
AI作成説を主張するトランプ氏、しかし信憑性は?
5日、記者団からの質問に対し、トランプ氏は「私は関与していない。AIが作成したんだろう」と発言。さらに「カトリック信者らは画像を気に入っている」と主張し、騒動を軽視する姿勢を見せました。しかし、この発言は多くのカトリック教徒の反感を買っており、事態の収束は見通せない状況です。
ローマ教皇に扮したトランプ氏の合成画像
専門家の中には、この画像が高度なAI技術を用いて作成された可能性は低いと指摘する声も上がっています。デジタルフォレンジックの専門家、田中一郎氏(仮名)は「現時点でのAI技術では、ここまで精巧な合成画像を生成するのは難しい。特に、人物の表情や服装の細部まで再現されている点は、人間の手による編集の可能性が高い」と分析しています。
ホワイトハウス公式アカウントからの投稿も問題視
この合成画像は、トランプ氏が創設したソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」だけでなく、ホワイトハウスの公式X(旧ツイッター)アカウントにも投稿されていたことが明らかになり、波紋を広げています。ホワイトハウスの公式アカウントからの投稿は、公式見解と捉えられる可能性があり、その信頼性を損なう恐れがあると懸念されています。
過去のトランプ氏に関するニュース記事
この件について、トランプ氏は「誰かが面白半分にやっただけだ。問題ない」と述べていますが、その釈明は多くの批判を浴びています。政治評論家の佐藤美咲氏(仮名)は「公式アカウントの管理責任を問われるのは当然だ。この発言は、責任逃れと取られかねない」と指摘しています。
今後の展開は?
今回の騒動は、トランプ氏の言動が再び国際的な批判を招く事態となっています。今後、カトリック教会からの公式な抗議や、さらなる批判の高まりも予想され、今後の展開が注目されます。
まとめ:鎮火の兆し見えないローマ教皇合成画像騒動
トランプ前大統領によるローマ教皇合成画像の投稿は、宗教的な冒涜と見なされ、世界中で大きな波紋を広げています。AI作成説や責任逃れの姿勢は火に油を注ぐ結果となり、事態の収束には程遠い状況です。今後の動向に注目が集まります。