《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”


【写真】「惨い複数の拷問の痕」ウクライナ女性記者・ビクトリア・ロシチナさんが懸命に取材に打ち込む様子

「ロシアのウクライナ侵攻を取材していたロシチナ氏は、2023年8月、ロシア占領地のザポリージャ地域エネルホダル市で行方不明となっていました。のちに、ロシアの治安機関・連邦保安局(FSB)に捕えられ、露・タガンログ市の刑務所で勾留されていたことが判明。2024年秋、ロシア国防省がロシチナ氏の家族に宛てた手紙によると、2024年9月に刑務所内で死亡したとのことです」(大手紙国際情報記者)

 ウクライナのオンライン新聞『キエフ・インディペンデント』によると、ロシチナ氏は10代の頃から戦争や組織犯罪などを扱うジャーナリストとして活動していたという。

10代から記者として活動、国際的な表彰も受けていた

 彼女のジャーナリズム精神溢れる報道は国際的にも評価されており、2022年6月には、米・ワシントンD.C.に本拠地を置く『国際女性メディア財団(IWMF)』より『第32回ジャーナリズム勇気賞』を受賞。しかし、報道を続けるために表彰式の出席を拒否したとのことです。

 また、〈真実を話すことを恐れたことはありません。人々は真実を知る必要があり、罪ある者は責任を問われなければならない。私はそれを勇気ではなく、むしろ私の職業上の義務だと考えています〉とのコメントを寄せ、戦争報道に対する強い意志を表明していました」(同前)

 勇敢なジャーナリストだったロシチナ氏の遺体に、惨たらしい複数の拷問の痕跡が残されていたという報道は、現地の人々に強い衝撃を与えた。



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