ですよ。「卒業式の夜に単身ボリビアへ」本気で追った知られざる夢と挫折を笑られ悔しさを噛み締めた「芸人の出発点」


【写真】サッカー留学した当時「眼鏡がないと今と印象が違う」ですよ。さん(4枚目/全11枚)

──「あいとぅいまてーん」のネタでおなじみのですよ。さんですが、ずいぶんと変わった芸名ですよね。由来はなんなのでしょうか?

ですよ。さん:20代のころに吉本興業のお笑い養成所・NSCに通っていたのですが、そのときにクラスで「~ですよ」って言う口癖が流行って、その言い方がいちばんうまいと言われていたのが僕なんです。芸名登録するときに本当は本名でするつもりだったのですが、友達に「お前は『ですよ』だろ」って言われて。でも、そのままだとなんか締まらない感じがして、それで「。」をつけて「ですよ。」になりました。

── NSCに入ったということですが、昔から芸人になりたかったのですか?

ですよ。さん:高校時代から芸人になるつもりでしたが、コンビを組む予定だった友人に「本気だったの?」と裏切られてしまい(笑)。卒業後の進路を悩んでいたところ、夢ばかり追いかけようとしている僕に「男は家族のために嫌な仕事でも60歳まで働かないといけない」と友人が言ってきて。現実的な言葉だと思いますが、その言葉を聞いたときに
「僕にはそれができない」と思ってしまったんです。「自分が好きなことを仕事にしたい」と思い、昔から大好きだったサッカーを極めようと、高校卒業後はボリビアにサッカー留学することを決めました。

ですよ。さん:お笑いはもちろん大好きですよ。でもそれと同じくらいサッカーも好きだったんです。小学生のころに流行っていた『キャプテン翼』の影響ですね。ただ、実際に始めたのは高校に入ってから。ずっとやりたかったのですが、僕は結構、自分の意見を主張できない人間で。クラスのリーダーに誘われて、小学校は野球、中学時代はバスケをやることになりました。バスケ部に誘った張本人は3日で辞めてしまったのに、僕は3年間続けたんですよ(笑)。だから、高校に入学したときは「今度こそサッカーを」という強い気持ちで挑みました。



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