フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)は8日、自民・公明党の幹事長・国対委員長が7日に都内のホテルで会談し、経済対策として減税や給付も視野に入れて協議したことを報じた。経済対策は夏の参院選前の策定を目指す。
番組では与党の動きに対し立憲民主党は参院選の公約に「原則1年間、食料品にかかる消費税をゼロに」する案を盛り込むことを決定、さらに国民民主党は「食料品に限らず一律で減税するべき」との考えを示すなど野党の動向を報じた。
消費減税などを巡りスタジオでは政治ジャーナリストの田崎史郎氏ら出演者が議論。物価高対策も議論する中で農林水産省が7日に4月21~27日に全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が17週連続の値上がりとなる4233円だったことを伝えた。
コメ価格の高騰が続く理由を田崎氏は「明らかに農林水産省の失敗なんです」と断じた。さらに「石破(茂)さんも農林水産省にものすごい怒っていて、それで昨日、自民党の小野寺(五典)政調会長を呼んで、コメの値段下げるように党の方で考えてくれ、と。で、農水省に言ってもなかなかやらないんです。備蓄米の放出も実は、官邸がやらせたんです。農水省が自主的にやったんじゃないんです」と解説した。
さらに田崎氏は、官邸内で農水省への不信感を持っている声などを明かした上で石破首相が「農水省の問題だってずっと分かっているんです」などと繰り返し解説していた。
報知新聞社