メキシコ麻薬組織で内部抗争、未成年者39人含む1200人超死亡


【写真】トランプ氏、麻薬対策でメキシコに米軍派遣提案

この抗争は、シナロア・カルテルの共同創設者の一人で現在は米国で服役している「エル・チャポ」ことホアキン・グスマン受刑者とその息子たちに忠誠を誓う派閥と、もう一人の共同創設者の「エル・マヨ」ことイスマエル・サンバダ容疑者に同調する派閥の抗争とみられている。

シナロア州人権委員会委員会のオスカル・ロサ委員長によると、この抗争はサンバダ容疑者が拘束されたことをきっかけに始まった。

ロサ氏は検察のデータを引用し、「この内部抗争で、未成年者39人が命を落とした」と述べた。

犠牲者には7歳と12歳の女児も含まれている。2人は5日、麻薬組織の構成員と治安部隊の銃撃戦に巻き込まれて死亡した。

当局によると、この銃撃戦で12歳の男児とその両親、親族2人も負傷している。

5日に銃撃戦が起きたバディラグアトは、「エル・チャポ」ら、同カルテルの最高幹部らの出身地。

サンバダ容疑者は昨年、エル・チャポの息子の一人、ホアキン・グスマン・ロペス容疑者にメキシコで拉致され、自家用機で無理やり米国に連れ去られたと主張した。

この抗争で、これまでに1200人以上が死亡、1400人以上が行方不明となり、住民を恐怖に陥れている。州都クリアカンをはじめとするシナロア州各地の経済も、大きな打撃を受けている。【翻訳編集】 AFPBB News



Source link