スマートフォン決済サービス「7pay(セブンペイ)」の不正利用事件で、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は詐欺の疑いで中国籍の住所不定、飲食店従業員、張薇容疑者(29)を逮捕した。指示役とみて捜査を進めている。
指示を受けて電子マネーを購入したとして、同容疑で青木龍弥容疑者(39)=別の詐欺罪で起訴=も再逮捕した。2人とも容疑を認めている。
組特隊によると、張容疑者は中国人とみられる知人から通信アプリ「微信」でセブンペイのIDを取得し、複数の知人に不正利用を持ち掛けていたとみられる。青木容疑者は約160万円分の電子マネーを取得し、1割ほどを報酬として受け取っていたとされる。
2人の逮捕容疑は7月4日未明、東京都東大和市のセブン-イレブンで4人分のIDを無断で使い、電子マネー3万6千円分などをだまし取ったとしている。