フィリピンのマニラ首都圏で2024年10月以降、日本人が被害に遭う強盗事件が少なくとも16件相次ぎ、銃撃されて負傷する被害者も出ている。例年犯罪が増えるクリスマスシーズン後も事件が続いており、在フィリピン日本大使館が注意を呼びかけている。
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地元メディアによると、4日夕、マカティ市の和食店に拳銃のようなものを持った2人組の男が押し入り、店内にいた客約10人からスマートフォンを強奪。その後、日本人客から現金2万5000ペソ(約6万4000円)が入った財布を奪った。スマートフォンを返却したほか、高級ブランドのバッグには触れずに逃走したという。けが人はなかった。
4月30日夜には、マカティ市内を歩いていた日本人男性が、背後からバイクで近づいてきた2人組にバッグを奪われた。男性はバッグを取り返そうとしたところ、腕を撃たれて負傷した。【石山絵歩】