「党勢が急激に上向いたからって…」 都民ファーストの会が国民民主党に恨み節 “衆院選の見返りに都議選を手伝う約束”をほごにされていた


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自民党は1ケタ台に落ち込む可能性も

 と言うのは都政関係者。

「本来、都議会の総議席数は127ですが、現在は欠員4なので123。知事与党は自民党の30、公明党の23、知事が特別顧問を務める都民ファーストの会が26で計79議席。優に過半数を占めているんです」

 それこそが小池都知事の力の源泉だった。が、自民党が4月上旬に行った情勢調査の結果に、与党関係者たちは意気消沈――。

「議席が1桁台まで落ち込む可能性が示唆されましたからね。要因は、党本部に続いて都議会自民党でも明るみに出た裏金問題です」

 その余波は“友党”の公明党にも及びそうで、

「公認予定者を現有の23人から22人に絞って必勝を期す構え。それでも党幹部は“全員当選させられるかは微妙だ”と弱気です」

 では、都知事が創業者の都民ファはどうか。

「特筆すべき勢いはないですが、とくにマイナス要素も見当たらない。むしろ若手の新人候補擁立を進めており、これが好感されれば微増すらあり得ます」

都民ファを脅かす国民民主党

 都政担当記者の解説。

「国民民主党は現時点で都議会に議席はありませんが、20議席を大幅に超える大躍進の可能性が高い」

 この状況に、都民ファ関係者は不満タラタラだ。

「前回衆院選で、国民は議席を7から28に4倍増させました。われわれは都内の選挙区で支援に回りましたが、その見返りに、国民は都議選で都民ファの“黒子”として選挙を手伝う約束を交わしていたのです」

 ところが国民は、それを一方的にほごにしたという。

「37人の区議や市議らの一部が“都議選に出たい”との意向を示したというのが理由だとか。すでに16人を公認し、いまも擁立作業を進めている。合意文書を交わしてはいませんが、党勢が急激に上向いたから政党同士の信義を蔑ろにする態度には、ちょっと納得がいきませんよ」



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