配信中に美容インフルエンサー射殺 3日前には市長候補も メキシコ、「フェミサイド」か


被害にあったのは、メキシコ人モデルで美容インフルエンサーのヴァレリア・マルケスさん(23)。インスタグラムで10万人のフォロワーがいるマルケスさんは14日、メキシコ中部ハリスコ州サポハンの美容室で、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のライブ配信を行っていた。

米CNNなどによると、配信中に訪れた配達員からマルケスさんは箱を受け取った。カメラの前に戻ったマルケスさんが箱からぬいぐるみを出し微笑んだ直後、室内に侵入した犯人に撃たれた。マルケスさんが椅子に倒れ、机に血だまりができる様子が配信された。放送は続き、マルケスさんの携帯電話を持った犯人の顔が一瞬映ったところで放送が終わったという。マルケスさんは頭と胸を1発ずつ撃たれ即死だった。

同国では11日にも、東部ベラクルス州の女性市長候補だったイェセニア・ララ・グティエレスさんが支持者に囲まれながら行進している動画をフェイスブックで配信中に約20発の銃弾を受け、3人の関係者とともに殺害された。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの統計によると、メキシコで発生する被害者が女性の殺人事件のうち、4分の1がフェミサイドだという。



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