「気づけば5年以上メイクを変えていない…」「SNSで流れてくる素敵なメイクと何かが違う…」「でもデパートのコスメカウンターには行きづらい…」メイクに違和感を抱えつつ、つい時間がない日々に追われ「今日はまあこれでいいか!」とやり過ごしている――『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』の著者で、マンガ家の吉川景都さんもそうした一人でした。
本書はアラフォーになり「顔面迷子状態」だった吉川さんが、小学校からの幼なじみで現役美容部員のBAパンダさんに、たまたま悩みを打ち明けたことがきっかけで生まれた一冊です。二人の楽しいやりとりと、BAパンダさんが教える目からウロコのメイクテクニックが話題となり、マンガはXで累計70万いいね!を獲得。「メイクをこんなふうに、友達に教えてほしかった!」「まさに求めていた本!」と大反響が寄せられています。
この連載では、特別に内容を抜粋して紹介。今回はアイシャドウの悩みを解決します。
【マンガ】「美容部員のアイシャドウのコツを教えて!」→予想外の気づきとは?
● まぶたに下地を塗ればアイシャドウは劇的に発色がよくなる
何度でも書きますが、メイクで大切なのは、「アイテム」よりも「使い方」です。
アイシャドウの色がきれいに出るかどうか。それは「どのアイシャドウを使ったか」よりも「アイシャドウを塗る前に、まぶたのベースメイクをしたか」で決まります。アイメイクの土台を作る。これが、「発色のいいアイシャドウ」を使うより、ずっと大事なことなのです。
紙に水彩絵の具を塗るときをイメージしてもらうとわかると思いますが、アイシャドウを塗ってもまぶたの皮膚の色は必ず透けます。絵の具を白い紙に塗ればそのまま発色しますが、グレーの紙に塗ればくすんでしまうのと同じ。まぶたの上が色ムラがあったりくすみがあったりすると、いくらきれいな色を重ねても、意味がなくなってしまうのです。
なるべくくすみをなくすためにも、使うコンシーラーは自分の肌よりワントーン明るいものを使ってみてください。さらに、コンシーラーを塗ったあとは、必ず余分な油をパフなどで吸い取ること。ベタついていたり、ムラがあるとこれからつけるアイシャドウの色がきれいに出なくなってしまうためです。
※この記事は『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』からの抜粋です
吉川景都/BAパンダ