【偏差値45→東大合格】ゲーム漬けの中3が“高校にも塾にも通わず”東大合格したワケ


● 高校に行かないと決めた理由

 中学3年生のとき、僕は高校に進学しないことを決めた。

 高校に進学するだけの学力が足りなかったからではない。東大に合格するためだ。

● 常識を覆す決断

 あなたの頭の中には「?(はてなマーク)」が浮かんだかもしれない。東大に合格したいなら高校に通ったほうがいいだろう。そう思うのが普通だからだ。

 でも、僕はそうは思わなかった。高校に通えば、非効率な時間をたくさん費やすことになり、東大合格の回り道になるとさえ思ったのだ。

 往復の通学、みんなと一緒の授業……東大に最短・最速で合格するには、高校に通うのは合理的ではないと考えた。

● 「完全独学」という選択

 だからといって進学塾に通うのも違う。

 高校にも塾にも通わず、完全独学で東大に合格する道を自らの意志で選んだのだ。

● 先生は反対、親は応援

 学校の先生たちは、もちろん大反対。高校に通うことをすすめた。

 しかし、両親は違った。僕の背中を押してくれたのだ。

● ゲーム漬けの日々と自己嫌悪

 高校に通わず、独学しようと思ったものの、そこは15歳の少年のこと。最初はゲームばかりして勉強が手につかなかった。

 東大どころか、GMARCH(首都圏の私立大学グループ)だって不合格のレベル。自分でも愕然とした。

● 勉強法改革、始動!

 そこから僕の“勉強法改革”が始まった。

 結果から言うと、最初の東大受験は12点差で落ちた。

● 二度目の挑戦で奇跡を起こす!

 しかし翌年、トップとわずか3点差で合格!

 偏差値45からトップクラスで東大合格を果たした原動力は「国語」。

 成績アップは「国語」で決まる!

● 常識にとらわれない選択が道を拓く

 常識にとらわれない決断こそが、自分だけの成功ルートをつくる。あえて高校進学という道を外れ、独学という茨の道を選んだ。

 それは単なる反抗や思いつきではない。東大合格という明確な目標に向けた、冷静かつ合理的な判断だった。

● 失敗から学び、戦略を磨く

 特筆すべきは、最初の東大受験で不合格になったにもかかわらず、そこからの再挑戦でトップクラス合格を果たしたこと。

 失敗をただの挫折とせず、自らの勉強法を見直し、学びを深めていく姿勢こそが真の「勉強力」だ。

● カギを握ったのは「国語力」

 偏差値45から大逆転を果たすうえで決定的だったのが、「国語」の力。国語は単なる1教科ではない。

 文章を正確に読み解く力、論理的に考える力、自分の考えを言語化する力――これらはすべての教科を底上げする土台となるスキルなのだ。

● 自分の頭で考え、行動せよ

 高校に行かないという決断、独学という孤独な道、そして失敗からの逆転。これらの体験が教えてくれるのは、「自分の頭で考え、自分で決め、自分で動くこと」の大切さともいえる。

 たとえ世間の常識から外れても、信じた道を貫き通せば、道は必ず拓ける。

 ※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

神田直樹



Source link