香港区議選、投票率60%超 過去最高を大幅更新






 【香港=三塚聖平】政府への抗議活動が続く香港で24日、4年に1度の区議会(地方議会)選挙の投票が行われた。投票は同日午後10時半(日本時間同11時半)まで行われ、即日開票される。25日午前には大勢が判明する見通し。

 選挙管理委員会によると投票率は24日午後6時半(同7時半)時点で60・36%と、過去最高だった前回2015年の最終投票率(47・01%)を大きく上回っている。現地メディアは、1997年の中国返還後に香港で行われたすべての直接選挙の投票率を超えたと報じた。「逃亡犯条例」改正問題に端を発した大規模デモが本格化してから5カ月が過ぎたが、香港住民の社会に対する関心の高まりが反映された形だ。

 直接選挙で選ぶ452議席に1090人が立候補した。政府への不満の受け皿となる民主派が優勢とみられており、初めて過半数を獲得するかが注目される。



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