「いじめられてる感じがした」月亭方正『ガキ使』ビンタを振り返り「トラウマ」告白…あらためて嫌悪集めるダウンタウンの“いじり芸”


【写真アリ】月亭方正にビンタをしていた“サングラス男”

 年末特番として放送されていた「笑ってはいけないシリーズ」の定番ネタの一つに、方正がプロレスラー・蝶野正洋になにかと因縁をつけられ「制裁ビンタ」を執行される、というくだりがある。2007年に初登場してから2020年まで、14年も出演が続く人気ネタで、方正がなんとかビンタから逃げようと抵抗する姿が見どころだった。

 だが、今回の放送で、方正は「やっぱビンタされるのなんか嫌や……」と本音をこぼした。ココリコ田中直樹が「でも、あそこってやっぱりおもしろいところじゃないですか?痛いし大変やけど、笑いというそれ以上の返りがあるじゃないですか」とフォロー。千原ジュニアも「俺みたいなタイプの芸人からしたら、ほんまに憧れ」と語った。

 それでも方正は「なんか、いじめられてる感じがずっとしてたから……」とぽつり。「俺、ええねんで。ただ、一発受けてくれと。蝶野さんに松本さんとか浜田さんがバーンとビンタされてるんやったら、俺は喜んでやる。でもさ、俺ばっかりやん」と不満を明かした。

 続けて「いまも夜中に起きて『俺ばっかりやん……』って(思う)」とも明かし、ジュニアは「人はそれをトラウマって言うんや」と爆笑していた。しかし、放送中では笑い話として収まっていたが、方正の訴えがネットニュースで報じられると、Xでは当時の放送を振り返る人々が続出。「笑えない」と嫌悪感を示す声が相次いだ。

《ビンタされるのは本気で嫌だったしいじめられてると感じたというのは本音だろうしもうそんな暴力行為で笑える時代は終わりにするべき》

《まあ普通にいじめってか、やろうと思えば被害届出せるよね こんなのがお笑いと評されてる状況はやっぱり異常だったな》

《無理に笑える話にしなくていいと思う。笑えない話だから。やる側、やらない側は楽しいだろう。でもやられる側は?》

「笑ってはいけないシリーズでは、方正さんの立ち位置は圧倒的“いじられ”キャラですし、それで安定した笑いを取ってきた人でもありました。しかし、時代の移り変わりもあってか、ダウンタウンの2人が後輩芸人をいじり倒すやり方に、異議を唱える人も増えつつあります。

 本人も、そうした扱いが続くことには疑問を抱いていたようで、2024年の『NEWSポストセブン』インタビューでは、『テレビでいつもダメ人間のような扱いを受けていたんですけど、それも居心地はよくなかった』と明かしており、自分の武器をつくりたいと思っているさなか、落語に出会ったと語っています。今回の『ガキ使』での“いじめ”発言も、笑いに包んではいますが、方正さんの本音もかなり混じっているのでは」(芸能記者)

 ダウンタウンがいない今、お笑い界に新たな流れが来ているのかも。



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