【ワシントン=黒瀬悦成】来年11月の米大統領選の民主党候補指名争いへの出馬が取り沙汰されていたマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(77)は24日、出馬を正式に表明した。同党の候補指名を争うのはブルームバーグ氏を含め18人となった。
ブルームバーグ氏は中道穏健派で、最有力候補の一人とされるバイデン前副大統領(77)や、中西部インディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ氏(37)ら中道派候補と支持層を奪い合う展開が予想される。
ブルームバーグ氏は声明で「ドナルド・トランプ氏を破り、米国を建て直すために立候補する。私たちには、あと4年もトランプ大統領の無謀で非倫理的な行動を許しておく余裕はない」と強調した。
ブルームバーグ氏は今月21日、連邦選挙委員会(FEC)に大統領選への立候補に必要な書類を提出したほか、南部アラバマ州など5州の予備選に参加する手続きを行っていた。