電車の屋根の上から“男性の遺体”…なぜ?「跨線橋から転落」「1500Vの電圧に感電」専門家が推察


【映像】遺体が発見された電車、現地の様子

 警察によれば、身長およそ175cm 推定年齢は40代上下黒の衣類を身に着け、遺体の後頭部には傷があり、うつ伏せの状態で倒れ亡くなっている状態だったという

 そして、遺体が発見された電車は長野駅始発で、午後3時6分に十日町駅に到着。所要時間2時間30分、およそ90キロの距離。走行中に異変はなかったということで男性を屋根に乗せたまま走行したとみられている。

 男性の遺体はいったい、いつ、どのようにして屋根に乗せられたのか。鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は「例えば長野駅ではホーム間を移動する時に跨線橋(線路をまたぐ橋)があるので、そういう場所から何らかの理由で飛び降りた、転落されたとかで屋根の上に落ちることはあると思う」と話した。

 しかし、どこかで転落したとしたらその衝撃で運転手や乗客は気がつかないのか。梅原氏は「鉄道車両の屋根はそんなに厚くない金属の板。ホームとかにいたら大きなドスンという音は聞こえると思う」と説明。では、なぜ約90キロの距離を落ちなかったのか。「飯山線はローカル線で、時速75キロぐらい。カーブとか坂が多く、そんなにスピードは出ない路線なので、ずっと乗ったままでいたのかな」と分析した。

 考えられる死因として「長野駅から豊野駅まで架線がある。長野駅で流れている電圧は直流の1500V。触れると感電して、まず生きてはいられないような電圧。それに触れないようにするには伏せていなければいけない。(屋根から架線までの隙間は)30〜40センチぐらいしかないので、屋根に上った時に感電されたか何かでそのまま亡くなってしまい、伏せたままの状態で走り続けたのかなと思う」と推察した。警察は事件と事故の両面で捜査を進めている。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

ABEMA TIMES編集部



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