【エルサレム共同】世界食糧計画(WFP)は24日、パレスチナ自治区ガザの子ども7万人以上が深刻な栄養失調に直面していると発表した。ガザでは19日、約2カ月半ぶりに支援物資搬入が再開。だが、国連はイスラエルが要求する不審物検査によって搬入が遅滞していると指摘しており、WFPは「必要量にはほど遠い」と訴えている。
イスラエル当局は24日、これまでに食料や医療品などを積んだ388台のトラックがガザに入ったと発表した。イスラエルによる攻撃が続く中、国連は、住民に物資を配給する地点までの輸送ルートの安全確保も課題との認識を示している。