北朝鮮 新造駆逐艦損傷で4人目を拘束、軍需工業部の副部長 「重大事故の発生に多大な責任」


写真特集:進水式数日前の新造駆逐艦の衛星画像

朝鮮中央通信(KCNA)は26日、拘束された4人には朝鮮労働党の中央委員会軍需工業部の副部長が含まれており、「重大事故の発生に多大な責任がある」と報じた。

KCNAは25日に造船所の主任技師ら3人を拘束したと報じていた。

金正恩(キムジョンウン)総書記は先週、自ら目にしたこの進水式での失態を「犯罪行為」と糾弾し、責任者を処罰する意向を示した。

金氏はまた、この事案を国家の名誉に関わる問題だとし、6月下旬に開催される朝鮮労働党の中央委員会総会までに駆逐艦の修復を命じた。

KCNAは、駆逐艦の損傷が当初の想定よりも軽微だと報じた。右舷の船体に傷がついたものの、船体に穴は開いていない。一定量の海水が船尾部に流入したという。修復には10日ほどかかるとみられるという。

しかし、アナリストらはこの見通しに懐疑的だ。

アナリストのカール・シュスター氏は、修理には最大6カ月かかり、金氏が設定した期限の6月をはるかに超える可能性があると指摘する。

KCNAは26日、「軍艦のバランスを完全に回復させるための作業が活発に行われている」と報じたが、具体的なスケジュールについては明らかにしなかった。



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