アメリカのトランプ政権は22日、ハーバード大学での外国人留学生の受け入れ措置を停止すると発表しました。今後、他の大学でも同様の措置を検討しているとしています。
アメリカの国土安全保障省は22日、トランプ政権が求める、多様性を重視するプログラムの廃止などに応じないハーバード大学に対し、外国人留学生の受け入れに関するプログラムを停止すると発表しました。
この措置により、ハーバード大学は外国人留学生の受け入れができなくなり、在学中の学生は転校するか、在留資格を失うことになるとしています。
国土安全保障省は今回の決定について、「安全でないキャンパス環境を作り出した扇動者の多くは外国人留学生で、その責任を大学に問う」などと述べています。
また、ノーム長官はアメリカメディアの取材に、他の大学でも同様の措置を検討しているとし、「全ての大学に対する警告となる」と述べるなど、政権の要請に応じない大学への圧力を強めました。
ハーバード大学によると、在学生のうち、およそ3割が外国人留学生で、大学は「政府の措置は違法で、深刻な損害を及ぼす脅威だ」と抗議しています。