「猫背」の子どもが7割以上!? 3歳から現れる姿勢の悪さが未来を左右する 専門家が警鐘を鳴らす理由


【画像】ゲームに夢中の子供の姿勢は…? 姿勢改善の運動を紹介

「猫背」が7割以上、3歳から症状が現れることも

「姿勢の悪い子どものおよそ7割から8割がこの状態です」と木下さん。さらに気になるのは症状が現れる年齢の低さだ。「何か頭痛があるとか、歩き方が変だとか、いろんな症状で来られるお子さんがいるんですけど、大体3歳ぐらいから来られますね」

小学1年生の成幹くんたちはYouTubeに夢中だ。なぜ寝ながら見るのかと尋ねると「こっちの方が見やすいから」と飛那さんは答える。この姿勢が日常化すると、風邪をひきやすくなったり、朝起きられなくなったり、集中力が続かなくなったりと、生活習慣全般に悪影響を及ぼす可能性があるという。最悪の場合、背骨が湾曲する「側湾症」に発展することもある。

「添い寝」と「柔らかい布団」が姿勢悪化の原因?

「沈んでいたり柔らかかったり、寝返りができない状態、かごの鳥のように寝返りができないという状態を作ってしまうと、子どもはやっぱり姿勢が悪くなります」と木下さん。寝返りは骨盤と背骨の歪みを取り、筋肉のバランスを整える重要な動きだという。

自身の経験から子どもの姿勢を守りたい

「朝まず起きれなくなっちゃって、ずっと頭が痛い。風邪かなって思ってたんですけど、それがもう長い間ずっと毎朝毎朝続いて」と当時を振り返る鍜治さん。学校に行けない罪悪感から自分を責める日々が続いた。

「実は起立性調節障害って、心が弱いからとかじゃなくて、骨格が歪んでるから、姿勢が正しくないから起こる症状なんだということを知って、すごく救われた気がしました」

この経験から、もうすぐ2歳になる長男の颯亮くんには自分のようになってほしくないと、スマートフォンをできるだけ見せず、外で遊ぶ時間を多く作るよう心がけている。



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