元NHKのフリーアナウンサー膳場貴子(50)は1日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑をめぐり、元県民局長のプライバシー情報漏洩(えい)について、県が設置した第三者委員会が「斎藤知事の指示の可能性が高い」とする調査結果を公表した中で斎藤知事が自身の指示を否定したことについて、「非常に驚いた」と指摘した。
【写真】軽トラをバックに写真に納まる斎藤元彦知事と有名女優2人
第三者委員会は5月27日に公表した調査報告書で、斎藤氏の疑惑告発文書を作成した元県民局長の私的情報について、斎藤知事の側近とされた元総務部長が県議3人に漏えいしたと認定。「知事や元副知事の指示で、県議会一部会派への根回しの趣旨で漏えいを行った可能性が高い」と結論づけた。これを受け、県は元総務部長を停職3カ月の懲戒処分とした。
一方、斎藤知事は「私からは、漏えいに関するような指示は一切していないという認識です」として、第三者委員会の指摘を、再三否定。自身に関する処分に関しては「給与カットも含めて検討していきたい」と述べ、「給与カット」などで対応する方針を示している。
番組では、1週間のニュースを振り返る中で、27日の第三者委員会の調査結果発表と、斎藤知事の反応を伝えた。膳場は「第三者委員会の調査結果も否定して? そして、給与カットだけですませる(方針)という対応に、正直言って、驚いたところがあるんですけれど…」と述べ、斎藤知事の対応に強い疑問を投げかけた。