アメリカのトランプ大統領は30日、SNSに「中国はアメリカとの合意を破った」と投稿し、批判しました。中国との関税協議が停滞していることへの不満を示したとみられます。
トランプ大統領は30日、SNSに「中国はアメリカとの合意を完全に破った」と投稿しました。
米中両国は今月12日、互いに課していた関税を115%引き下げることで合意し、「相互関税」の上乗せ分ついては、90日間発動を停止し、協議を続けています。
トランプ氏は具体的な内容には言及していませんが、中国との関税協議が思うように進んでいないことへの不満を示したとみられます。
USTR(=アメリカ通商代表部)のグリア代表は30日、「中国が合意の履行を遅らせている。まったく受け入れられない」と批判しました。
また、ベッセント財務長官も29日、中国との関税協議が「停滞している」と述べていました。