お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(40)が6日、スペシャルキャスターを務めるフジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜前8・14)に出演。国土交通省が5日、配達員の酒気帯びを確認する法定点呼が不適切だった日本郵便に対し、各地の郵便局などで保有する全てのバンやトラック約2500台の貨物運送事業について、許可を取り消す行政処分案を通知したことに言及した。
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許可取り消しは貨物自動車運送事業法に基づく行政処分で最も重く、大手事業者に出るのは極めて異例。5年間は許可再取得ができず、ゆうパックなど配送への影響は避けられない見通しとなった。
日本郵政関係者によると、配送網を維持するため、外部への委託を増やすことを検討している。
国交省は、日本郵便から処分案の意見を聞く聴聞の手続きを18日に実施する。不服申し立てがない場合、6月中にも処分を出す可能性がある。
日本郵便は4月、集配業務を担う全国3188局の郵便局のうち、75%に当たる2391局で点呼業務が不適切だったと発表。国交省によると、同社が不適切な点呼があったとする119カ所の郵便局を対象に特別監査した結果、82局で法令違反を認定した。関係者によると、監査対象となった郵便局の多くで、点呼をしていないのに実施したとする虚偽の記録を作成するといった行為が確認された。
カズレーザーは、日本郵便のバンやトラック約2500台が動けなくなることについて「単純にこういう輸送業界は人手不足がずっとあるわけじゃないですか。1つの大きな企業が動けなくなると他の企業がその分を動かす。でもその企業も基本的には人手不足なので全体の輸送コストは基本的に上がる」と指摘。「これをどうやって消費者が受け入れるか。安い輸送というのはもう無理なんだと思う。どんどん上がっていく。その中の1つの事象。モノをあんまり消費できなくなるというのを受け入れるしかないんじゃないかと思う」と自身の受け止めを話した。