「インフルエンサーを疑似体験?」Z世代が“巨大ショッパー”を提げて街を闊歩する理由


【インパクト抜群】ショップが提供するさまざまな“巨大化アイテム”

 店では、購入した商品にちょうどいいサイズのショッパーが渡されるのが通常です。商品を購入した時、適したサイズのショッパーがたまたま切れており、大きなサイズの紙袋を持ち歩くはめになれば、邪魔に感じることでしょう。

 ところが最近、あえて購入した商品に見合わないサイズの巨大ショッパーを提供するお店が増え、Z世代女子がそれに飛びつくようになっているようなのです。

■インフルエンサーを疑似体験

 Z世代の間で「巨大ショッパー」を持ち歩くのがトレンドになっている。街中で目を引くその姿には、インフルエンサーという憧れの立場を擬似体験したいというZ世代の思いが反映されている。

 近年、SNS上では、GENTLE MONSTER、Arencia、JUDYDOLLなどの人気ブランドが、インフルエンサーに限定して、スキンケアアイテム、コスメ、サングラスのパッケージなど“巨大化アイテム”を提供してきた。それを手にしたインフルエンサーたちが自身のSNS投稿をすることで、会社にとってもPRになるのだ。

 こうしたZ世代のニーズをどの程度汲み取っていたのかは定かではないが、商品を買うと、巨大ショッパーの中にその商品を入れてくれる店が増えてきた。

 Z世代女子としても、ブランドのロゴが目立つ巨大ショッパーを繁華街で持ち歩くことで、周囲の視線を集め、あたかも自分がブランドのPRに参加しているインフルエンサーのような気分を味わうことができるのだ。



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