中谷美紀、夫の廃材アートに囲まれた生活「とても幸せ」 オーストリア生活や結婚後の変化を語る


「どんなに高名なアーティストよりも、夫の作品が最高傑作」

【写真】中谷美紀とドイツ人夫の幸せオーラあふれる2ショット

音楽や美術などを深く愛している中谷は、芸術について「美のシェルター」「常備薬みたい」と表現する。

「戦争もそうですが、今、世界が荒廃しているので、寝る前に悪い情報を入れないように、夜は絶対にニュースを見ない、読まないと決めているんです。そして、音楽でも美術でも小説でも、美しい世界に触れている瞬間は現実の厳しさから逃避することができるので、それは欠かせないものになっています。お薬を飲むのと一緒で、常備薬みたいな感覚です」

美術館などを訪れるほか、好きな画家の作品を家に飾っているという中谷だが、自身にとっての最高傑作は、夫のティロ・フェヒナー氏が廃材で作ったアートだという。

「夫が白いキャンバスに朽ちてはずれてしまったアンティーク椅子の足を打ち付けただけの作品を飾っていて、私にとっては、どんなに高名なアーティストよりも、夫の作品が最高傑作なんです」

初めて見た夫の作品は、「錆びたベッドのスプリングを真っ白に塗った木に打ち付けただけのもの」だったそうで、「それを見たときに、この人と美的感覚が合うかもしれないと思いました」と振り返る。

そして、「夫は時間があると何かクリエイティブなことをしていないと気が済まないタイプで、壊れた電気を直したり、調光できるように変えたり。また、白いキャンバス、あるいは自分が描いた絵をもう1回白に塗り直して、そこに木片をつけてみたり。常にクリエイティブなことをしています」と、音楽に限らず芸術を愛する夫について紹介。

“最高傑作”である夫の廃材アートに囲まれた生活に、「ありがたいですね。クリスティーズに出品されるような高額な絵画でなくても、その辺に転がっていた廃材で十分に心が満たされるので、とても幸せだなと思います」と笑顔を見せた。



Source link