<韓国大統領選>李在明氏「内乱勢力厳重処罰」…金文洙氏「罪人、刑務所が気楽だろう」


共に民主党の李在明大統領選候補は1日、大邱(テグ)の遊説で「今回の大統領選挙は内乱勢力に対する厳重な真相究明と処罰を通じて再び国民に銃口を向ける軍事クーデターを夢見ることすらできない国にする」と話した。5月30日、JTBCのユーチューブ(YouTube)で「内乱終息のために責任・同調者をすべて捜し出して糾明し、責任を問わなければならない」と話した後、連日内乱攻勢の水位を高めている。選挙戦の前半・中盤に「中道保守」を標ぼうしてやや右派寄りの歩みを見せたこととは対照的だ。李候補は保守志向団体「リバクスクール」の書き込み操作疑惑の背後に与党「国民の力」を名指しし、一種の「反乱」と規定した。李候補は慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)での遊説の後、取材陣と会って「十アル団(十字軍アルバ団の略で、メディア操作コメントを書き込むグループのこと)や国家情報院を動員したコメント操作を行ったDNAを持っているのが国民の力」と主張した。

これは支持層結集はもちろんのこと、浮動層で一時的に薄くなった「反国民の力」感情を強化しようとする戦略と見られる。李候補の最後の遊説地域をソウル光化門(クァンファムン)ではなく、12・3非常戒厳が終息した国会議事堂が位置する汝矣島(ヨイド)に変更したのもこのような脈絡だ。

反面、国民の力は民主党の「内乱攻勢」を「最近、李在明候補息子コメント問題や柳時敏(ユ・シミン)元盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団理事長の女性蔑視発言など民主党の悪材料を覆うための術策」〔張東赫(チャン・ドンヒョク状況室長〕と見ている。それだけ李在明-金文洙候補間の支持率格差が縮小して民主党がいらだちを示しているということだ。これに対して国民の力は李候補の道徳性および家族関連問題をさらに浮き彫りにしようとしている。大邱(テグ)の事前投票率が25.63%にとどまるなど嶺南(ヨンナム)地域で低調な投票率を本投票の時に最高値に引き上げるためにも「反明」(反李在明)感情を最大限に利用するする考えだ。

金候補はこの日、ソウル恩平区(ウンピョング)の遊説で複数の裁判を受ける李候補を狙って「罪を犯した人は刑務所の中が一番気楽」と話した。京畿城南(キョンギ・ソンナム)の遊説では「李候補の息子も賭博だ何だといって有罪判決に、悪口は私が口にすることも何なので口にしない」とし、九里(クリ)の遊説では「私の妻が高校しか出ていないので妻を娶り直さなくてはならないか」と言って涙声で話した。

キャンプ間の告発戦も熾烈だ。国民の力は李候補の長男が過去に処罰を受けた不法賭博事件の資金出処が疑わしいとし、検察に李候補家族の贈与税の脱税容疑を捜査してほしいという告発状を出した。反面、民主党は書き込み操作疑惑に関連してリバクスクール代表のソン氏らを公職選挙法違反容疑で警察に告発した。改革新党は李俊錫(イ・ジュンソク)候補のテレビ討論会の発言を虚偽事実だと告発した民主党と市民団体を誣告容疑で相互告発した。

単一化を拒否して大統領選挙「完走」を選んだ李俊錫候補は李在明候補と金候補を「旧時代の政治」と規定して「未来」を強調した。李俊錫候補はこの日、フェイスブック(Facebook)に「完走できないという嘲弄と皮肉、両党既得権勢力からの猛烈なはさみ撃ちを突破し、私は今日まで走ってきた」とし「あなたの一票が、今日よりもより良い明日のための最も確実な投資になる」と話した。



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