「蓄えは1〜2ヶ月分しかない」ユニオン・ランチ破産で130人余りの従業員は…年齢理由に再就職拒否も続出


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高齢従業員を直撃する生活の危機

解雇通告を受けた従業員で作る労働組合「全国一般ランチユニオン」の伊藤厚志分会長はこう怒りを表明しました。伊藤分会長自身も73歳で、月収はわずか10万円ほど。蓄えは1〜2ヶ月分しかないといいます。

会社側からは「4月21日から30日分の賃金は未払いが確定的」で、5月分についても「支払われる人と支払われない人が出る見込み」との説明があったとのこと。先月の説明会では、破産管財人が「4月分は全額払える見込みが立っていない。5月分は全額払いたい」と回答したといいます。

未払い賃金の救済制度も遅れ

「従業員が路頭に放り出されることがあって良いのでしょうか」と伊藤分会長。従業員の多くは高齢のパート従業員で、再就職も年齢を理由に断られるケースが出ています。

支援の動きは

4日午後からはユニオン・ランチの元従業員などを対象とした相談会が開催され、5日も対面と電話で相談に対応するとのことです。高齢者が多い従業員たちの生活を支える動きが始まっていますが、先行きは依然として不透明な状況が続いています。

富山テレビ



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