ロシアは紛争終結へ平和支持を、ローマ教皇がプーチン氏に行動促す


バチカンは「教皇は平和を支持する行動を取るようロシアに訴え、当事者間の前向きな接触を実現し、紛争の解決策を模索するための対話の重要性を強調した」と述べた。

バチカンは教皇が4日午後にプーチン氏と電話会談したことを確認した。バチカンが教皇の電話会談について声明を発表するのはまれ。

バチカンによると、人道状況や、必要に応じて援助を促進する必要性、捕虜交換に向けた継続的な取り組みなどについて協議が行われたという。

これに先立ち、ロシア大統領府(クレムリン)は、プーチン大統領が教皇に対し、ウクライナ戦争の終結に向けた協力の申し出に謝意を表すとともに、ウクライナが戦争を「エスカレート」させようとしていると伝えたと発表していた。

クレムリンの声明は「教皇が危機の解決に協力する用意があると示されたこと、特にバチカンが非政治的な立場で人道問題の解決に参加したことに感謝の意を表した」としている。

同時に、プーチン大統領は「ウクライナ政権は紛争の激化を狙っており、ロシア領内の民間インフラ施設に対する破壊活動を行っている」と非難。

クレムリンは、ウクライナの中立化と、北大西洋条約機構(NATO)が東方拡大を排除するというロシアの要求に言及した上で、紛争の「根本原因」に対処する必要があると改めて表明した。



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