米国大学の留学生、日本国内87大学が受け入れ表明 外国人対象も


【写真】ハーバードでは政権の干渉に抵抗するデモも

 受け入れ策を示したのは神戸大や京都大、上智大など。大学によって学位を取得できる正規生かそうでない聴講生などの非正規生として、ほとんどが無償で受け入れるという。上智大は大学院生を科目等履修生として一時的に受け入れ可能などとした。日本人に限らず外国人留学生も支援の対象とする大学もある。

 受け入れを表明した大学の一覧はJASSOのホームページで確認できる。

 文部科学省は5月27日、米国内の大学に在籍中、または留学を予定している学生らが学びを継続できるよう、国内の全大学に対して受け入れを検討するよう事務連絡を出していた。

 ハーバード大を巡ってはトランプ大統領が6月4日、同大への留学予定者の入国を停止する布告に署名。これを受けハーバード大は5日、マサチューセッツ州の連邦裁判所に執行の一時差し止めを求め、連邦裁がこれを認めた。また、米政府は各国の在外公館に学生ビザ(査証)取得に向けた面接の新規予約の停止も指示しており、米国留学は先行きが不透明な状況が続いている。【木原真希】



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