小泉劇場に乗じて「国民にけんかを売った」 自民森山幹事長の消費減税否定発言を京大教授が批判


【写真】小泉進次郎農相「農水省で会いましょう」

 高騰するコメ価格の対策として、小泉進次郎農相が政府備蓄米の売り渡しを随意契約に切り替えて放出し、随意契約備蓄米が各地で発売され、スーパーなどで行列ができていることを取り上げた。

 藤井氏は、国民的関心事のコメに意識を絞り、「5キロ2000円」と1フレーズでメッセージを発し、族議員らとの対立構図をあおる「小泉劇場」が石破内閣の支持率を上向かせていることに疑問を呈した。

 自民党森山裕幹事長は2日に「参院選で消費税を下げるような公約は、どんなことがあってもできない」と発言。他党が消費減税を打ち出し、物価高対策として消費減税の世論がある中での森山発言に藤井氏は「ぶっちゃけ、国民にけんかを売った」と批判し、小泉氏のコメ対策で「みんながわ~となって、消費減税のことを忘れてしまっている」と指摘した。

 コメが安くなることで「われわれの可処分所得はちょっと上がるが、これが500億とか800億とか推計されるが、消費税を減税すると、4~5兆円、われわれの可処分所得が上がる。消費税減税の食料品だけでも100倍の効果がある。1%しかない“5キロ2000円”のコメ価格で、100倍の効果を忘れている」と解説し、森山氏の減税否定発言を「国民をナメきってますよ」と批判した。



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